第86回 関東学生陸上競技対校選手権大会

2007.5.12~19

総合得点 中央大学46:日本体育大学43

上野裕一郎 5000m優勝

鈴木隆介 走幅跳3位

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種目 レーン

(試技順)

名前 結果 点数
100m 予選 1 4 鈴木雄大 11″04(-2.0)
2 8 笹本英希 10″59(+0.3)
4 8 中込秀人 10″89(-1.8)
準決勝 2 3 笹本英希 10″62(±0)
決勝 8 笹本英希 10″60(+0.2) 6位入賞 3点
200m 予選 3 4 笹本英希 22″01(-3.6)
4 7 山下貴大 22″14(-2.3)
5 2 岡本勝太 21″82(-1.8)
準決勝 1 1 岡本勝太 22″22(-3.7)
2 2 笹本英希 21″49(+1.1)
400m 予選 3 3 野口修平 48″49
1500m 予選 1 1 上野裕一郎 3’54″31
1 13 大石港与 3’57″81
2 12 徳地悠一 DNS
決勝 上野裕一郎 3’47″50 5位入賞 4点
5000m 決勝 5 加田将士 14’40″58
13 梁瀬峰史 14’10″45
27 上野裕一郎 14’01″00 優勝 8点
10000m 決勝 3 梁瀬峰史 30’58″87
11 森誠則 30’40″99
27 山本庸平 30’47″22
ハーフマラソン 決勝 5 平川信彦 1.06’06
13 山脇和真 DSQ
21 徳地悠一 1.06’06
110mH 予選 1 2 関野邦王 14″73(-0.9)
2 5 近藤敦嗣 15″25(-1.6)
3 3 岩見勇志 14″90(+0.2)
3000SC 予選 1 4 森宗信也 8’53″13
2 11 山下隆盛 9’00″39
2 12 山田雄司 9’04″06
決勝 9 森宗信也 9’02″22
11 山下隆盛 8’56″87 4位入賞 5点
4×100mR 予選 2 3 中央大学

(鈴木,笹本,岡本,中込)

41″05
4×400mR 予選 1 5 中央大学

(野口,桐井,小山,海藤)

3’10″72
決勝 1 中央大学

(野口,岡本,桐井,海藤)

3’10″45 7位入賞 2点
走高跳 決勝 15 植田寛文 NM
21 椿雅裕 NM
走幅跳 決勝 20 鈴木隆介 7m50(-0.4) 3位入賞 6点
三段跳 決勝 17 木伏直也 15m75(+3.5) 4位入賞 5点
砲丸投 決勝 16 内野賢 13m56
円盤投 決勝 13 吉積和孝 43m87
ハンマー投 決勝 2 塩野浩章 51m43
やり投 決勝 3 神田潤 54m79
総合 中央大学 9位 33点

 

 

 

レポート

 

07年 5月12、13、18、19日

第86回関東学生陸上競技対校選手権大会

監督 小栗 忠

5月12,13,18,19日に国立競技場にて、関東インカレが行われ、中央大学陸上競技部は、総合得点33点(短距離16点、長距離17点)第9位という成績でした。

優勝種目は1種目、5000Mの上野裕一郎です。中央大学としては、同種目33年ぶりの優勝をもたらしてくれたのは、冷静でクレーバーな走りをした結果であり、「絶対勝ちたい」という気持ちが強く顕れていました。勝って当たり前と思っていた人も多いと思いますが、勝負の世界ではそれが最も難しいことというのは、競技をしていた人なら分かるはずです。その重圧をはね除けた優勝は、彼自身が成長した証であり、この勝利によって、今後ますます強くなっていくと思います。

さて、初日は上野の優勝のほかに、三段跳の木伏直也が15M75(追い風参考)4位入賞を果たしました。1本目から自己新記録をマークし、結局、すべての跳躍で自己記録を上回るという私自身も驚きの結果でした。公認でも15M53をマークし、いよいよ16Mをねらえる位置に来たな、という感じです。収穫だったのは、彼なりに自分がどんな練習をすればよい跳躍ができるか、を掴めたことです。次も十分期待できるでしょう。

3日目、3000MSCで1年生、山下隆盛が自己記録を4秒近く更新する粘りの走りで4位入賞、チームは大いに活気づきました。おかげで、総合得点でもほっとすることができました。

最終日は、まず、朝早くから100Mの準決勝があり、3年生・笹本英希が見事に決勝進出、決勝では6位入賞という素晴らしい走りでした。彼は5月初めの日大記録会において10秒50で3年ぶりの自己記録更新をし、調子が上がった状態で今大会を迎えるということで、私自身はかなり期待していました。本来は200Mの選手と思っていただけに、200M準決勝止まりは意外でしたが、逆に100Mは非常に巧い走りをしました。前半は他の選手に置いて行かれても、中盤から後半は必ず巻き返してきます。後半だけなら、決勝の8名の中でも1,2を争う伸び足です。

主将・鈴木隆介は、優勝を狙える仕上がり、試合展開も十分に優勝できる内容だっただけに非常に悔やまれます。今大会は助走が非常に良かったです。特に最初の6歩から中間疾走に入る段階で、重心を自然に高く保つことができるようになったため、後半のスムーズなスピード&リズムアップにつながりました。彼自身、大舞台での表彰台は久々でしたし、主将として必死にチームを引っ張ってくれていたので、その努力が報われ、私も非常に嬉しかったです。7M50は今季ベスト記録ですが、日本インカレでは踏切をもう少し改善し、優勝を狙います。

4×400MRは2走・岡本勝太の懸命な走りで、3番争いをしましたが、7位という成績はちょっと不本意なものでした。マイルは流れが最も重要です。アンカー・海藤淳は他校のエースと勝負できる力を持っているので、決勝では3走までに4位以内でこれるようにすることが日本インカレに向けての課題です。

最後になりますが、今大会では多くの方のご声援、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。次は6月8~10日にかけて行われる日本インカレです。今後もスタッフ・選手一丸となり精一杯頑張っていきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。